アイヌ歳時記: 二風谷のくらしと心 (ちくま学芸文庫)オンラインブックダウンロード
アイヌ歳時記: 二風谷のくらしと心 (ちくま学芸文庫)
08/01/2020 21:29:03, 本, 萱野 茂
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によって 萱野 茂
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内容紹介 アイヌ文化とはどのようなものか。その四季の暮らしをたどりながら、食文化、習俗、神話・伝承、世界観などを幅広く紹介する。解説 北原次郎太 内容(「BOOK」データベースより) アイヌ文化とはなにか、彼らはどのようなくらしを営み、どんな世界観をもっていたのか。本書では、史上初のアイヌ出身国会議員であり、その文化の保存・継承に長年尽力してきた著者が、みずからが生まれ育った二風谷(にぶたに)の四季の生活を振りかえりながら、その模様をやさしく紹介していく。食文化、住まい、儀礼、神話・伝承、習俗、自然観や死生観…。それらの記述を通して浮かび上がってくるのは、自然と調和し共に生きようとするアイヌの心である。いまなお日本人に広く知られているとはいえない先住民族アイヌの世界。その全貌を知るための基本書となる一冊。 著者について 1926─2006年。北海道生まれ。アイヌ文化研究者。学術博士。長年アイヌの民具や伝承を精力的に収集・記録し、1972年には二風谷アイヌ文化資料館を開設、館長を務める。1994年、アイヌ出身者としてはじめて国会議員となり、北海道旧土人保護法撤廃・アイヌ文化振興法制定などに尽力。主な著書に、『ウエペケレ集大成』(アルドオ、菊池寛賞)、『萱野茂のアイヌ神話集成』(ビクターエンタテインメント、毎日出版文化賞)、『萱野茂のアイヌ語辞典』(三省堂)がある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 萱野/茂 1926‐2006年。北海道生まれ。アイヌ文化研究者。学術博士。長年アイヌの民具や伝承を精力的に収集・記録し、1972年には二風谷アイヌ文化資料館を開設、館長を務める。1994年、アイヌ出身者としてはじめて国会議員となり、北海道旧土人保護法撤廃・アイヌ文化振興法制定などに尽力。主な著書に、『ウエペケレ集大成』(アルドオ、菊池寛賞)、『萱野茂のアイヌ神話集成』(ビクターエンタテインメント、毎日出版文化賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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著者の萱野茂は1926年に北海道の二風谷に生まれ、アイヌの民具やウェペケレ(民話)の収集と研究を通じてアイヌ文化の復興に尽力し、アイヌ民族として初の国会議員となった人物。アイヌ語の辞書を独力で編纂し、自伝的回想録として『アイヌの碑』『おれの二風谷』が知られる。2000年(平成12年)に平凡社新書として出版されたものを文庫化。アイヌの四季の暮らし・さまざまな呪文の言葉・儀式とお祈りのための言葉・自然観と風習を、自分が聴いたとおり見たとおりのまま伝えている所が貴重。萱野茂の精神的後継者の一人と考えられる北原次郎太さんがこの文庫版の解説を担当し、「最初からアイヌ文化や言葉が好きであったのではない」萱野茂が、和人によるアイヌ研究の「不愉快」を克服し、アイヌ自身による研究ばかりでなくアイヌ文化の復興を志すようになった道筋や歴史的背景を簡潔にまとめている。萱野茂の視点の限界や、没後10年をへても本格的な「萱野茂論」が出ない理由について、かなり言いにくかったはずのことを明確に述べていて、特にアイヌ文化研究者に読んでもらいたい良質のエッセイです。
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