貿易黒字・赤字の経済学―日米摩擦の愚かさオンラインブックダウンロード

貿易黒字・赤字の経済学―日米摩擦の愚かさ

08/03/2020 02:54:03, , 小宮 隆太郎

貿易黒字・赤字の経済学―日米摩擦の愚かさオンラインブックダウンロード
によって 小宮 隆太郎
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内容紹介 「貿易黒字は悪ではない」「輸入障壁と黒字は無関係」。現実を理論で読み解き、経済“常識”の誤りをただす。繰り拡げられた論争に決着をつける「小宮理論」の集大成。 内容(「BOOK」データベースより) 「貿易黒字は“悪”ではなく、貿易赤字は“損”ではない。」経済「常識」の誤りを「理論」で解きほぐし、「小宮理論」の全貌を示す。 商品の説明をすべて表示する
以下は、貿易黒字・赤字の経済学―日米摩擦の愚かさに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書の骨格は、ISバランス論である。基本は新古典派の貿易理論であり、マクロ経済学の国際標準であると謳ってある。しかし、本書で展開されている議論は筆者か長期均衡と呼ぶ完全雇用状態を仮定している。そこに、現実の不完全雇用の状態はいずれ解決される短期変動として無視される。そして、小宮理論の特徴は、ISバランス、つまり貿易収支(経常収支)というのは、各国の生産能力等のサプライサイドによって決まり、そこに利子率や為替レートは究極的には介在しない。シンプルな数式モデルを用いて論理的に説明してあるので一見説得力がある。なるほどと納得させられる。そこで私は、実際にリチャードクー氏や赤羽氏の議論と比較検討した。確かにクー氏らの議論には前提とするモデルがない。定性的な議論が多い。しかし、国際貿易のメカニズムとしては、クー氏らの理解が正しいと思う。正し、私は輸入参入障壁を取っ払って輸入を増やせというクー氏の解決策には、同意できない。むしろ、政府が積極的に資本投資を行うことで、クー氏の言う『良い円高』の拡大均衡を造り出すべきであろう!大きく2点、本書の間違いを。。。まず、完全雇用下の極めて古典派な経済状態を前提としている点。サプライサイドですべて物事が決まるのであればみんなハッピーエンドで誰も苦労しないではないか。 更に、筆者が本書の内容を国際経済学の標準と断言し、本書の内容を知らないものは、 経済学の見識がないといっている点!ブランチャードのmacroeconomicsや クルーグマンのinternational economicsなどの国際標準の教科書でも本書のような完全雇用下のサプライサイドが全てを規定するとは書いてない。もっと現実は複雑ですよ、モデルを使って考えてみましょう!と言っている。日本の経済学者、例えば、 伊藤元重氏、 吉川洋氏、 等でもISバランスが全てを規定する

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